近所に行きつけの店を作って、話相手を増やしましょう
前回ご紹介したように、知らない人に話しかけても会話はできますが、そうすると会話の内容が、
自分の自己紹介やイタリアに来た経緯など、いつも同じようなものになってしまいがちです。
それに、勉強のためとはいえ、いつもいつも他人に話しかけるのもなかなか大変。
かと言って、まだあまり友達もいないし・・・
という方にお勧めなのが、常連の店を作ることです。
イタリア人は、バル(Bar)やレストランなど、常連の店を持っていることが少なくありません。
特にバルはイタリア人にとっての社交場。
見ているとだいたい決まった時間に決まったメンバーが集まり、お喋りをしています。
またレストランも、
特別な日に行くオシャレなレストランは別として、
普段のちょっとした外食先として、
安くて美味しいトラットリアやピッツェリアを何件かレパートリーとして持っていて、
多くの場合そういうお店のオーナーや店員さんと顔見知りになっています。
そのような常連店ができると、オーナーや店員さんにも顔を覚えてもらえ、
店に入った時やオーダーの時、
会計の時にちょっとした世間話をしたり、
お店の人の手が空いているときは、
こちらが食べてるテーブルの横まで来て色々話相手をしてくれる人なども多く、
そういう会話もとても楽しいものです。
本来常連とは、意図的になるものではないかもしれませんが(笑)、
イタリア語上達のためにもここは積極的に常連になれる店を探していきましょう。
常連の店はなにもバルやレストランに限らず、
スーパーやお総菜屋、八百屋、電気屋など、どんな店でも構いません。
ただし、大型の店舗では常連になるといっても、
なかなか相手側に自分のことを覚えてもらえません。
常連になるのに選びたい店としては、いくつか条件があります。
大型スーパーとまではいかなくても、
お店自体がそれなりに大きいと、働いている人の人数も多く、
また店員さんの入れ替えが激しかったりして、こちらとしても特定の相手を覚えるのが難しいです。
それになにより、こちらも大勢の客のひとりになってしまい、なかなか常連として認めてもらいにくくなります。
できれば家族経営の小さ目なトラットリアやピッツェリア、
個人経営または家族経営の個人商店、八百屋、電気屋などで、
店員さんの人数は家族のみであったりホンの数人、
しかも店員さんがそれなりに固定されているお店の方が、
早く顔を覚えてもらえて常連として認めてもらえやすいです。
常連になるということは、何度も通うということです。
そこで、継続のためにはお値段が安いというのは重要な要素です。
それに高級店では、店員さんのマナーもそれなりにしっかりしているため、あまりだらだらとお客さんと話してくれる人も多くありません。
それに比べて家族経営のトラットリアや個人商店などは、常連になってくるとお客さんというより友達のように気軽に接してくれる人はとても多いです。
できるだけ庶民的で小さ目のお店を選びましょう。
イタリア人は総じてお喋りな人が多いですが、中にはあまり話好きでない人や、顔見知りになってもあまり口をききたがらない人ももちろん居ます。
ただの客と店員なら問題はないですが、目的が店の人との会話にあるので、
できれば積極的に話しかけてくれたり、
こちらの会話に乗ってくれるオーナーや店員さんがいるお店がお勧めです。
こちらは勉強のつもりとはいえ、相手にとっては仕事の時間です。
当然ですが、相手の仕事の迷惑になるような行為は慎みたいものです。
イタリア人は比較的感情をそのまま顔に出しますが、仮にもお客さんに向かって
「迷惑だ」とあからさまに言う店員は少ないもの。
相手の様子を見ながら、相手の仕事の邪魔にならない範囲で、上手に関係を作っていきましょう。